以前当ブログでも取り上げました「【2025年版】iPhoneでマイナンバーカード登録|使い道と落とし穴」において、スマートフォンに登録したマイナンバーカードの今後の対応予定について触れましたが、その一つである「医療機関などでマイナ保険証利用」の施行日が近づいてきました。
手元のスマートフォンにマイナンバーカードを登録しておけば、急に病院に行くことになった際、普段持ち歩くスマートフォンがあれば、「診察券やマイナンバーカードを持っていたっけ?」という心配がなくなります。
今回は、その内容をわかりやすく整理し、私自身の気付きも交えてまとめました。
スマホでマイナ保険証、9月19日から受診開始(Yahoo!JAPANニュース)
厚生労働省は8月28日、スマートフォン版「マイナ保険証」について、9月19日より正式に稼働する方針を明らかにした。同日以降、全国の医療機関、薬局等で順次利用可能となる。
厚生労働省の社会保障審議会医療保険部会は8月28日、スマートフォン版「マイナ保険証」について、9月19日より正式に稼働する方針を明らかにした。同日以降、全国の医療機関、薬局等で順次利用可能となる。
対応機種は、iPhone(iOS 18.5以上を搭載したiPhone XS以降のモデル)およびスマホ用電子証明書の利用に対応しているAndroidデバイス。Androidの対応機種については、マイナポータルで確認可能だ。
病院や薬局等での大まかな利用方法は以下のとおり。
●スマホ版マイナ保険証の利用方法(概要)
1.カードリーダーのメニューからスマートフォンの利用を選択
2.iPhoneまたはAndroidのいずれかを選択
3.認証操作
・iPhoneの場合:iPhone側で生体認証(Face ID/Touch ID)を実行
・Androidの場合:カードリーダーに「スマホ用利用者証明用電子証明書の暗証番号」(4桁)を入力
4.カードリーダーのスマホ用読み取り装置にiPhone/Androidをかざす
5.同意情報の入力に進む読取り機(カードリーダー)については、一部の機種を除き、医療機関・薬局側が外付けのスマホ用カードリーダーを購入、接続して対応。厚労省では専用ECサイトで使える割引クーポンの形で、購入費用の一部を補助するとしている。
文● スミーレ(@sumire_kon)
ネットの声は?
今回のニュースに対して、ネット上ではさまざまな意見が見られました。

マイナ免許もスマホのみで有効になれば 財布から、マイナカード、保険証、免許証の3枚が減らせる。
これは助かる。
「一つにまとめると失くした時が…..」というが
今までも全部財布に入れていて財布一つ失くせば終わりだったので
リスクは然程変わらない。
しかも財布はスマホと違ってロック機能がない。

ただでさえついていけてない層、医療機関があるのに新しいのを増やして混乱させないでほしい。
やるんだったら従来の保険証を完全に使用不可にしてからにしてくれ。 何でもかんでも分からんと口癖のように言う考える事を放棄した層の相手は想像以上に面倒。
大臣がやってみたらいい。

ぶっちゃけ、スマホでマイナ保険証っていっても実感できるメリットって「持ち歩くカードが1枚減った」くらいなんだよね。
Suicaみたいにタッチで「ピッ!」ならまだしも、認証とか暗証番号とか...。
利用者にとっては現行の保険証の方が早い。だって出すだけなんだもの。
マイナ保険証のメリットは色々言われてるけど実感できなきゃ誰も使わない。
保険証、診察券、処方箋、支払い全て紐付いて、最初に「ピッ!」ってやるだけで、診察終わったらそのまま帰れるって感じになったら使うと思う。

日常的に通院している私にとって、これはかなり便利になりそう。とても良いニュースです。
このニュースで思うところ
Yahoo!JAPANニュースでも書かれていましたが、私なりにもう少し調べてみました。
利用条件
以下の4点の条件を満たしている必要があります。
- マイナンバーカードを取得している
- マイナンバーカードを健康保険証として使うために利用登録している
- マイナンバーカードを手持ちのスマートフォンに登録している
- 医療機関および薬局にて「スマホでも、カードでもマイナ保険証で受付」ステッカーが掲示されている
利用方法
- iPhoneにマイナンバーカードを表示する
- 窓口で、マイナンバーカード読み取り機にて、「スマートフォンを利用」を選択する
- スマートフォンの機種を「iPhone」か「Android」かを選択する
- 認証方法を「顔認証」か「暗証番号」かを選択する
- 手持ちのスマートフォンを読み取り機の指定場所にかざす
- 「過去の医療情報等の提供に同意」する旨の問い合わせに「全て同意」か「個別に同意」かを選択する
注意点
- スマートフォンを読み取り機にかざす際には、長めに置く(”ピッ”という音が鳴っても、画面が切り替わるまで動かさないように注意する)
- Androidスマートフォンの場合、認証方法は「暗証番号」のみ利用可能(「顔認証」は選択不可)
スマートフォン上のマイナ保険証利用のまとめ
勘違いしそうなのは、2025年9月19日から全医療施設でスマートフォンに登録したマイナ保険証が利用できると思いがちなところです。
マイナ保険証自体は、2021年10月から利用が可能となり、2023年4月からほぼ全ての医療機関や薬局で利用可能となりました。
スマートフォンからマイナンバーカード情報を読み込む機械を準備できた医療機関や薬局から順次利用可能となっていきます。
今すぐにマイナンバーカードを取得して登録する必要はありません。
ただ、この先を見据えて自分のペースで準備を進めておくと、いざというときに『助かった〜』と感じる場面があるかもしれませんね。
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