この記事を書いている2025年9月16日に、Apple製品各種向けのOSが新しいナンバリングとなり、リリースされました。
これまでのOSの最新バージョンは「18」でしたが、今回のアップデートでは一気に「26」へ。大量の新機能が追加されたわけではなく、今後は「西暦の下二桁」をそのままバージョン番号に採用する方針に切り替わったためです。
個人的には「バージョン番号=リリース年」とわかりやすくしたことで、利用者が「古くなったからそろそろ買い替え時かな」と感じやすくする狙いもあるのでは?と感じていますが…(^^;
ちょうど2025年9月19日からはiPhone 17シリーズの販売も始まります。そのタイミングに合わせる形で新OSがリリースされました。
以下では、ニュース記事の内容を整理しつつ、私自身の感想も交えてご紹介します。
iOS 26公開 新UI「Liquid Glass」やライブ翻訳など新機能(Yahoo!JAPANニュース)
※ 記事が長文のため、一部抜粋の形を取らせてもらっております。全文を読みたい方は記事引用の最後にリンクを貼っていますので、そちらをご覧ください。
アップルは16日、「iOS 26」を無料のソフトウェアアップデートとして提供開始した。新しい「Liquid Glass」デザインを採用し、複数のアプリやデバイスで、一貫した体験が可能となり、ガラスの光学的特性と、流れるような質感が特徴。ロック画面、ホーム画面、コントロールセンター、アプリなどのデザインが統一される。
対象機種は、9月19日に発売されるiPhone 17シリーズとiPhone Airのほか、iPhone 11以降の多くの製品でiPhone SE(第2世代以降)もアップデート対象となる。また、iPadOS 26やmacOS 26、watchOS 26、tvOS 26、visionOS 26も公開されている。
Apple Intelligenceでは、新たに「ライブ翻訳」に対応。メッセージアプリのテキストを自動翻訳するほか、ライブ翻訳されたキャプションをFaceTimeで表示。電話アプリでは、話している内容の翻訳が音声で読み上げられる。
また、AirPods Pro 3との組み合わせでは異なる言語の話者との会話をiPhoneが翻訳し、AirPods Pro 3で聞けるようになり、自分が話した言葉はiPhone上にテキストとして翻訳して表示できる。AirPods Pro 3のライブ翻訳は英語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語に対応し、年内に日本語をサポート予定。
ビジュアルインテリジェンスやImage PlaygroundなどのApple Intelligenceの各機能も搭載。着信スクリーニングによる不要電話の確認や代わりに電話アプリが応答する保留アシストなどの機能も搭載する。
iOS 26のアップデート内容
デザイン
Apple Intelligence
カメラ
写真
電話
メッセージ
CarPlay
マップ
ミュージック
ウォレット
Apple Games
子どものオンライン保護
アクセシビリティ
その他そのほかセキュリティアップデートなども適用される。また、一部の機能は、地域やiPhoneモデルによっては使用できない場合がある。なお、従来バージョンのセキュリティアップデートなどを行なった「iOS 18.7」も公開されている。
Impress Watch,臼田勤哉
ネットの声は?
今回のニュースに対して、ネット上ではさまざまな意見が見られました。

メジャーアップデート
いつもバグが怖くて、少しだけ間を置いてからやります。
大体すぐに修正プログラムが出てきて、しかも五月雨式に出てくるのが通例です。
安定性重視なら、ちょっと待つのもありかもしれませんね。

自動アップデート オフ で しばらく様子見
文鎮化を回避するため。

早速、アップデート。 まだ、これからだけど見た目、良い感じ。 電話機能の正常進化は、今の時代にあった必要な機能アップだと感じた。 ただの、ネットワークデバイスではなくスマートフォンらしい質実剛健な進化だと思う。

利用アプリの対応もありますので、iOS26.2あたりまでアップデートは待とうと思います。。
このニュースで思うところ
Yahoo!JAPANニュースでも書かれていましたが、私なりにもう少し調べてみました。
インストール条件
iPhone
- iPhone 17(無印/Pro/Pro Max)
- iPhone Air
- iPhone 16(無印/e/Plus/Pro/Pro Max)
- iPhone 15(無印/Plus/Pro/Pro Max)
- iPhone 14(無印/Plus/Pro/Pro Max)
- iPhone 13(無印/mini/Pro/Pro Max)
- iPhone 12(無印/mini/Pro/Pro Max)
- iPhone 11(無印/Pro/Pro Max)
- iPhone SE(第2世代以降)
このため、iPhoneXS、iPhone XRのモデルは非対応となります。
iPad
- iPad Pro (M4)
- 12.9インチiPad Pro (第3世代以降)
- 11インチiPad Pro (第1世代以降)
- iPad Air (M3)
- iPad Air (M2)
- iPad Air (第3世代以降)
- iPad (A16)
- iPad (第8世代以降)
- iPad mini (A17 Pro)
- iPad mini (第5世代以降)
一方で、iPad (第7世代) はiPadOS 26の対応から外れました。
Mac
- Appleシリコン搭載MacBook Air(2020以降)
- Appleシリコン搭載MacBook Pro(2020以降)
- MacBook Pro(16インチ、2019)
- MacBook Pro(13インチ、2020、4つのThunderbolt 3ポート)
- iMac(2020以降)
- Mac mini(2020以降)
- Mac Studio(2022以降)
- Mac Pro(2019以降)
一部を除いて、Apple Mシリーズプロセッサー搭載Macが必要となります。
便利になる機能
大幅なアップデートのため、Yahoo!JAPANのニュース記事でも書かれていました通り、新たに搭載されたり変更された機能は多くあります。
その中で、独断ですが便利そうな機能を3個ずつピックアップしてみました。
iOS 26
着信スクリーニング機能
この機能は、知らない電話番号から着信があった際に、iPhoneが自動で応答し、発信者に名前と用件を尋ねて、その内容をテキストで画面に表示してくれます。
ユーザーはその情報を確認してから電話に出るかどうかを判断できるため、迷惑電話や不要なセールス電話を効果的に排除でき、ストレスを大幅に軽減できます。
通話の理由を尋ねる設定にしておくことで、連絡先に登録されていない番号からの電話に対し、発信者が詳細情報を伝えると初めて着信音が鳴るようになります。
保留アシスト
電話での問い合わせなどでオペレーターにつながるまで長時間待たされる際に、iPhoneが保留音を聞いて待機し、オペレーターにつながるとユーザーに通知してくれる機能です。
これにより、ユーザーは保留中の無駄な待ち時間を有効活用でき、iPhoneに耳を当てておく必要がなくなります。
ビジュアルインテリジェンスの強化(特にスクリーンショットとの連携)
この機能は、iPhoneの画面上にあるコンテンツに関して、検索、質問、操作が思いのままに行えるようになるものです。
特に便利なのは、スクリーンショットを撮った後、その画像内の物体や文字をGoogleで検索したり、ChatGPTに質問したりできる点です。
特定の領域を囲んで検索することも可能で、SNSで見つけた商品の情報などを素早く調べたり、日時情報を含むスクリーンショットからカレンダーイベントを提案させたりすることもできます。
iPadOS 26
直感的に使える新しいウィンドウシステム
iPadOS 26の最も大きな進化の一つは、再設計されたウィンドウシステムです。
これにより、Macのようにウィンドウの位置やサイズを自由に調整したり、一度に多くのウィンドウを開いて操作したりできるようになります。
特に注目すべきは、これまでステージマネージャーに対応していなかった古いiPadモデル(iPad mini 6やiPad 第9世代など)でもマルチウィンドウが利用できるようになる点です。
iPadのためのプレビューアプリ
Macユーザーにはおなじみの「プレビュー」アプリがiPadにも登場しました。
これにより、PDFや画像の閲覧、編集、注釈付けがこれまで以上に簡単に行えるようになります。
Apple Pencilにも対応しており、PDFへの書き込みや画像のトリミングなどが、専用の編集アプリを開くことなく手軽にできるようになるため、ファイル管理とドキュメント編集の作業効率が格段に向上するでしょう。
iPadへの電話アプリの登場と関連機能
iPadOS 26では、これまでiPhone専用だった「電話」アプリがiPadに正式に搭載されます。
これにより、iPhoneと連携してiPadで直接電話をかけたり受けたりできるようになります。
さらに、iPhoneにも搭載される以下の便利な機能がiPadでも利用可能になります。(着信スクリーニング機能/保留アシスト)
macOS 26
Spotlightの過去最大のアップデート
- 包括的な検索機能の進化
Mac内のアプリケーション、書類、メール、ファイルなどのあらゆる情報を素早く検索し、すべての結果をまとめてリスト化し、関連性に基づいてランク付けして表示します。 - 直接的なアクション実行
Spotlightの検索窓から、キーボードから手を離すことなく100種類以上のデフォルトアクションを実行できます。 - クイックキーによる操作加速
よく使うアクションには「クイックキー」を割り当てることができ、これによりさらに素早くアクションを実行できるようになります。 - ネイティブクリップボード履歴
Macにネイティブなクリップボード履歴機能が追加され、過去にコピーした内容をSpotlightから簡単に確認し、選択して貼り付けられるようになります。
Continuityの進化(Macのための新しい電話アプリとライブアクティビティ)
- Macのための新しい電話アプリ
Macに専用の「電話」アプリが追加され、近くにあるiPhoneを通じてMacから直接電話をかけたり受けたりできるようになります。 - ライブアクティビティのMacメニューバー表示
iPhoneで進行中のライブアクティビティ(例えば、フードデリバリーの状況やフライト情報など)がMacのメニューバーに表示されるようになります。
ショートカットアプリのApple Intelligence統合とオートメーションの強化
- Apple Intelligenceを活用した高度な自動化
ショートカットアプリ内でApple Intelligenceモデルを直接活用できるようになり、テキストの要約や画像の生成など、これまで以上にパワフルなショートカットを作成できるようになります。 - Mac上でのオートメーションのトリガー機能
iOSやiPadOSと同様に、Macでも特定のイベントをトリガーとしてショートカットを自動的に実行できるようになります。
今回のOSバージョンアップのまとめ
私は、すべて安価な機種ですが、MacBookAir(M1)、iPad mini 6、iPhone SE3を所有しており、新しい機能を見てみたいと、9月16日の朝にすべてOSのバージョンアップを行いました。
全てのOSに共通する見た目「Liquid Glass」というテーマの名の通り、水を連想させるようなデザインに変わり、個人的には新しいデザインが好みです。
ただ、昔の感じで触っていると、動きが異なる部分やボタンが集約されていたりと戸惑うところもありますが、もう少し触っていって慣れていこうと思います。
機能として一番の目玉っぽいのは、電話機能の強化と連携なのかな?という印象ですが、電話をあまり使わない私に取っては、目立たない機能での恩恵を探すことになるのかな?と思います(^^;
また、色々なアプリをインストールしていたり、現在のOSが気に入っているという方は、既存のOSのマイナーバージョンアップが用意されていますので、そちらにアップデートして、セキュリティ向上を図ってください。
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