退職後の初めての確定申告を終えて
今年も確定申告の季節となりました。
会社員を辞めて以降、給与収入のない生活に変わりました。
それでも、数は少ないながらもインターネット経由で個別にお仕事をいただいて報酬を受け取ったり、生命保険の返戻金やアフィリエイト報酬など、数種類の入金が重なる形になりました。
会社員時代から、ふるさと納税や配当控除を受けるべく確定申告を始めていましたが、個人として事業収入を申告するのは、今回が初めてでした。
今回の記事では、「会社を退職した人が、給与収入以外の収入をもとに確定申告をする」という私自身の経験を、備忘録も兼ねてまとめました。
同じ立場の方にとって、どこか一部分でも参考になれば嬉しく思います。

私の確定申告の前提条件
今回の確定申告は、次の条件で行いました。
※申告内容や状況によって操作は異なる場合があります。あくまで私のケースとしてご覧ください。
- マイナンバーカードを所持
- パソコンで処理を行い、スマホにマイナンバーカードを登録
- 配当所得は「特定口座(源泉徴収あり)」のため申告せず
なお、スマホにマイナンバーカードを登録していない方は、以下の過去記事をご覧ください。
収入は以下の4種類です。
- 退職餞別金 (一時金)
- 生命保険解約返戻金 (一時金)
- クラウドワークス報酬 (その他収入)
- アフィリエイト報酬 (その他収入)
控除は以下の5種類です。
- 国民年金保険料控除
- 国民健康保険料控除
- iDeCo掛金控除
- 生命保険料控除
- ふるさと納税控除
今回は、上記をもとに2026年(令和7年)版 e-Tax の操作を行いました。

準備したもの
確定申告に入る前に、必要な証明書や明細を一式そろえます。
銀行口座の入金履歴や、各種控除証明書のはがき類が中心です。
事前に一覧にしておくことで、入力画面で慌てることがぐっと減りました。
- 銀行口座明細(収入金額把握のため)(私の場合はすべて同一の銀行口座)
・ クラウドワークスのように作業依頼を受けた報酬入金口座
・ アフィリエイト報酬入金口座
・ 生命保険解約返戻金振込口座
・ 退職した会社の労働組合からの退職餞別金入金口座 - 日本年金機構から送られてきた「社会保険料(国民年金保険料)控除証明書」はがき
- 居住自治体から送られてきた「国民健康保険」はがき
- 国民年金基金連合会から送られてきた「小規模企業共済等掛金控除証明書」はがき
- 加入生命保険会社から送られてきた「生命保険料控除証明書」はがき
- ふるさと納税証明書
・ Googleにて「楽天市場 ふるさと納税 証明書」で検索し、「楽天市場」の「確定申告]電子証明書での申請手順 – 税金控除の手続きガイド」を選択(https://event.rakuten.co.jp/furusato/guide/tax/tax-return_data/)

e-Tax(令和7年版)での操作手順
ここから先は、実際のe-Tax画面を開いてからの手順です。
「退職後の収入が複数ある場合」に参考になるよう、私自身が行った画面操作を順にまとめました。
「Google」画面
- 検索欄に「e-tax」と入力する
- 検索結果の一番上にある(と思われる)
「【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)」
をクリック
「【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)」画面
- 画面上部にあるタブから「個人の方」をクリック
- 「確定申告を行う」見出し下枠内にある「確定申告書等の作成はこちら」ボタンをクリック
「国税庁 確定申告書等作成コーナー 令和7年分」画面
「作成コーナートップ」画面
- 「申告書等を作成する」メニュー内にある「作成開始」ボタンをクリック
「税務署への提出方法の選択」画面
- 見出し「提出方法に関する質問」の下にある
・ マイナンバーカードをお持ちですか。: はい
・ マイナンバーカード読み取りに対応したスマートフォン又はICカードリーダライタをお持ちですか。: はい - 見出し「認証方法の選択」の下にある「スマートフォンを使用する」ボタンをクリック
「作成する申告書等の選択」画面
- 「令和7年分の申告書等の作成」の文言の右にある「▼」ボタンをクリック
- 新たに表示されたメニューの中から「所得税」ボタンをクリック
「マイナポータル連携の選択」画面
- 「マイナポータル連携の選択」見出しの下にある「マイナポータル連携を利用しない」ボタンをクリック (※事前に別で準備したため)
- 画面右下にある「次へ進む」ボタンをクリック
「e-Taxを行う前の確認」画面
- 初めてe-Taxを利用する場合は、見出し「事前準備を行ってください」下の枠内にある「マイナポータルアプリのダウンロード」ボタンをクリック
★ その後の操作は「マイナポータルアプリのダウンロード」ボタン下にある「事前準備に関する操作方法が分からない方はこちら」リンク先の指示に従ってください。 - 画面右下にある「利用規約に同意して次へ」ボタンをクリック
「QRコード認証」画面
- 見出し「読み取りの方法」の枠内の手順に従い、枠下にあるQRコードを読み取る。
「住所等の情報の確認・訂正」画面
- 表示された各種内容を確認し、画面右下にある「申告書等を作成する」ボタンをクリック
「xmlデータの読込」画面
- 見出し「xmlデータの読込」の下にある「ファイルを選択」ボタンをクリックし、事前にダウンロードしておいた xmlファイル を読み込ませる
- 今回は、「ふるさと納税証明書」「特定口座年間取引報告書」の2ファイルを読み込ませる
- 読み込ませた後、画面右下の「次へ」ボタンをクリック
「国税庁 確定申告書等作成コーナー 令和7年分 所得税 マイナンバーカード」画面
「申告する所得の選択等」画面
- 見出し「本人情報の確認」の下にある「申告者本人の生年月日」を入力
- 見出し「申告する所得の選択」の下にあるメニューから申告する所得の種類すべてにチェックを入れる
★ 私の場合は、「一時」「雑(業務・その他)」の2項目にチェックを入れました。 - 画面右下の「次へ」ボタンをクリック
「収入・所得の入力」画面
ここが今回いちばん身構えていた部分でした。
- 前の画面でチェックを入れた項目が表示されるため、それぞれの情報を確認・訂正・入力を行う。
- 見出し「その他の収入がある方」の下にある「一時所得」ボタンをクリック
- オレンジ色の「+ 一時所得を入力する」ボタンをクリック
- 会社の労働組合からの退職餞別金
・種目: その他
・種目(その他): 餞別金
・収入金額(円): <振り込まれた金額>
・収入を得るために支出した金額(円): 0(必要経費があれば金額を入力)
・源泉徴収税額(円): 0
・未納付の源泉徴収税額(内書き・円): チェックしない
・支払者の所在地又は所得の生ずる場所: <未入力>
・支払者の氏名又は名称: <◯◯会社労働組合名> - 上記入力後、画面右下の「もう1件入力する」ボタンをクリック
- 生命保険解約返戻金(利益分)
・種目: 満期返戻金
・収入金額(円): <振り込まれた金額>
・収入を得るために支出した金額(円): 0(必要経費があれば金額を入力)
・源泉徴収税額(円): 0
・未納付の源泉徴収税額(内書き・円): チェックしない
・支払者の所在地又は所得の生ずる場所: <未入力>
・支払者の氏名又は名称: <生命保険株式会社名> - 上記入力後、画面右下の「入力内容の確認」ボタンをクリック
- 入力した内容を確認し、画面右下の「入力終了」ボタンをクリック
- 「確認」ウィンドウが表示された場合は、指示に従ってください。
- 「計算結果」ウィンドウが表示されるため、一時所得金額を確認後「閉じる」ボタンをクリック
- 見出し「その他の収入がある方」の下にある「雑所得(業務)/雑所得(その他)」ボタンをクリック
- オレンジ色の「+ 雑所得を入力する」ボタンをクリック
- クラウドワークスのように作業依頼を受けた報酬入金口座
・種目: 原稿料
・Q 業務に該当しますか?: 該当する
・Q 現金主義による所得計算の特定の適用を受けますか?: 受けない
・収入金額(円): <振り込まれた金額>
・必要経費(円): 0(必要経費があれば金額を入力)
・源泉徴収税額(円): 0
・未納付の源泉徴収税額(内書き・円): チェックしない
・支払者の所在地又は所得の生ずる場所: <未入力>
・支払者の氏名又は名称: <支払者名(個人名・会社名)> - 上記入力後、画面右下の「もう1件入力する」ボタンをクリック
- アフィリエイト報酬入金口座
・種目: その他
・種目(その他): <広告料>
・Q 業務に該当しますか?: 該当する
・Q 現金主義による所得計算の特定の適用を受けますか?: 受けない
・収入金額(円): <振り込まれた金額>
・必要経費(円): 0(必要経費があれば金額を入力)
・源泉徴収税額(円): 0
・未納付の源泉徴収税額(内書き・円): チェックしない
・支払者の所在地又は所得の生ずる場所: <未入力>
・支払者の氏名又は名称: <支払者名(個人名・会社名)> - 上記入力後、画面右下の「入力内容の確認」ボタンをクリック
- 入力した内容を確認
- 見出し「前々年分の雑所得(業務)の収入金額」にて、自分自身の前々年分の雑所得が1,000万円超か1,000万円以下のどちらか該当するボタンをクリック
- 見出し「相続等に係る生命保険契約等に基づく年金(保険年金)の入力」がある場合はチェックボックスをクリック
- 画面右下の「入力終了」ボタンをクリック
- 「確認」ウィンドウが表示された場合は、指示に従ってください。
- 「計算結果」ウィンドウが表示されるため、雑所得金額を確認後「閉じる」ボタンをクリック
- 画面右下の「次へ」ボタンをクリック
「控除の入力(1/2)」画面
- 見出し「社会保険料を支払った方」の下にある「社会保険料控除」ボタンをクリック
- オレンジ色の「+ 証明書等の内容を入力する」ボタンをクリック
- 「社会保険料(国民年金保険料)控除証明書」はがきを元に以下の項目を入力
・社会保険料の種類: 国民年金保険料
・支払った保険料の額(円): <支払った金額> - 上記入力後、画面右下の「もう1件入力する」ボタンをクリック
- 居住自治体から送られてきた「国民健康保険」はがきを元に以下の項目を入力
・社会保険料の種類: 国民健康保険料(税)
・支払った保険料の額(円): <支払った金額> - 上記入力後、画面右下の「入力内容の確認」ボタンをクリック
- 入力した内容を確認
- 画面右下の「入力終了」ボタンをクリック
- 「計算結果」ウィンドウが表示されるため、社会保険料控除額を確認後「閉じる」ボタンをクリック
- 見出し「小規模企業共済などの掛金を支払った方」の下にある「小規模企業共済等掛金控除」ボタンをクリック
- オレンジ色の「+ 証明書等の内容を入力する」ボタンをクリック
- 「小規模企業共済等掛金控除証明書」はがきを元に以下の項目を入力
・独立行政法人中小企業基盤整備機構の共済契約の掛金払込額(円): <未入力>
・確定拠出年金法の企業型年金・個人型年金加入者掛金払込額(iDeCo(イデコ))(円): <支払った金額>
・心身障害者扶養共済制度に関する掛金払込額(円): <未入力> - 上記入力後、画面右下の「入力内容の確認」ボタンをクリック
- 入力した内容を確認
- 画面右下の「入力終了」ボタンをクリック
- 「計算結果」ウィンドウが表示されるため、小規模企業共済等掛金控除額を確認後「閉じる」ボタンをクリック
- 見出し「生命保険料などを支払った方」の下にある「生命保険料控除」ボタンをクリック
- オレンジ色の「+ 証明書の内容を入力する」ボタンをクリック
- 「生命保険料控除証明書」はがきを元に以下の項目を入力
・適用制度の選択: 旧制度 or 新制度
・一般生命保険料の額(円): <支払った金額>
・介護医療保険料の額(円)(※新制度選択時のみ): <支払った金額>
・個人年金保険料の額(円): <支払った金額>
・保険会社等の名称: <生命保険株式会社名> - 上記入力後、画面右下の「入力内容の確認」ボタンをクリック
- 入力した内容を確認
- 画面右下の「入力終了」ボタンをクリック
- 「計算結果」ウィンドウが表示されるため、生命保険料控除額を確認後「閉じる」ボタンをクリック
- 見出し「ふるさと納税などの寄付をした方」の下にある「寄付金控除/政党等寄付金等特別控除」ボタンをクリック
- 先の画面でxmlファイルを読み込ませた内容を元に表示されている「データ取得分の寄附金の合計」情報を確認
- 画面右下の「入力終了」ボタンをクリック
- 「計算結果」ウィンドウが表示されるため、寄付金控除額/政党等寄附金等特別控除額を確認後「閉じる」ボタンをクリック
- 画面右下の「次へ」ボタンをクリック
「控除の入力(2/2)」画面
- 画面右下の「次へ」ボタンをクリック
「計算結果の確認」画面
- これまでに入力された収入および控除をもとに追加納付金額または還付金額が表示される。
- 画面右下の「次へ」ボタンをクリック
「納付方法等の入力」画面
- 見出し「通知方法の選択」の下にあるe-Taxによる希望交付手段を選択
・Q e-Taxによる電子交付か郵送等による書面交付のどちらを希望しますか?: 電子交付 or 書面交付
・予定納税額の通知: チェック - 画面右下の「次へ」ボタンをクリック
「財産債務調書、住民税等に関する事項」画面
- 必要項目があれば入力
- 画面右下の「次へ」ボタンをクリック
「基本情報の入力」画面
- 内容を確認し、必要があれば入力/修正
- 画面右下の「次へ」ボタンをクリック
「マイナンバーの入力」画面
- マイナンバー(12桁)を入力
- 画面右下の「次へ」ボタンをクリック
「送信前の申告内容確認」画面
- 見出し「確認手順」の下にある「申告書等を表示する」ボタンをクリック
- 画面右下の「次へ」ボタンをクリック
「送信準備」画面
- 見出し「マイナンバーカード確認方法」を選択: スマートフォン(QRコード)を使用
- 画面右下の「次へ」ボタンをクリック
「確定申告書データの送信」画面
- 内容に問題がなければ「送信する」ボタンをクリック
手続きを終えて感じたこと
最初はどう申告すればよいのか不安でしたが、ChatGPTやe-Taxのヘルプを頼りに、思ったよりも迷わず終えることができました。
退職後の確定申告は、会社員時代のそれとは違っていたと感じます。
「自分の生活を、自分で説明する」――そんな実感を持ちました。
手続きを終えた今は、ほっとした気持ちです。
これでようやく、退職後の生活を自分のペースで進めていけそうです。

おわりに
退職後の生活では、税金や社会保険など、会社が代わりに処理してくれていた部分を自分で行う必要があります。
それは少し手間でもあり、同時に「自分の暮らしを自分で管理する」大切な時間でもあります。
もし、これから初めて e-Tax を使って確定申告をされる方がいたら、焦らず一つひとつ画面を確認しながら進めることをおすすめします。
そして、終えたあとの安心感を、ぜひ味わってみてください。



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