きっかけは、一本のYouTube動画でした
株式投資を始めたのは、友人に勧められて視聴したYouTubeチャンネル「両学長 リベラルアーツ大学」がきっかけでした。
それまでの私は、「FIRE」という言葉すら知らず、定年まで働くことが当たり前だと思っていました。
むしろ、定年後も雇用延長で働き続けることを考えていたくらいです。
日本経済は30年間ほとんど成長していない状況が続いていたこともあり、老後は貯金で賄うしかないと、どこかで思い込んでいました。
しかし、同チャンネルでお金の勉強を始めてから、収入の柱を複数持つことで、気持ちの面でも少し余裕が生まれることを知りました。
今振り返ると、ここが私にとって株式投資を考え始めるひとつの転機だったように思います。

最初は人の意見を頼りに始めた
同チャンネルでは、インデックス株投資で時間を味方につけ、老後に備える方法が基本として紹介されていました。
その一方で、日々のキャッシュフローを意識した高配当株投資についても触れられていました。
私が視聴を始めた5〜6年ほど前には、「両学長が今から高配当株を始めるならこの銘柄で始める」という形で、セクター分散を意識した銘柄群が開示されていました。
今振り返ると改善の余地はあったと思いますが、当時の私はそれらの銘柄を、自分では深く考えることなく、紹介されていた通りに買い始めました。
費用面の不安や、自分がどれくらいの値動きに耐えられるかもわからなかったため、単元株ではなく、まずは1株単位での購入からスタートしました。
株を買い始めてからは、仕事が一段落するたびに株価を確認し、上がれば気分が高揚し、下がれば落ち込むという一喜一憂する日々がしばらく続きました。

芽生えた不安と疑問
もちろん、株価が下落して資産が減ったとしても、最終的には自己責任です。
しかし、自分が動画を視聴して「筋が通っている」と感じ、信頼できると思った両学長の言葉を、そのまま信じ続けているだけで本当に良いのだろうか?
そんな疑問が、次第に心の中で大きくなっていきました。

自分なりの判断基準を確立していく
こうした疑問をきっかけに、私は同チャンネル以外にも、高配当株に関するYouTube動画を継続して視聴するようになりました。
そこで紹介される、さまざまな「おすすめ銘柄」に触れていったのです。
いろいろな動画を見ているうちに、なぜその銘柄を選ばれているのか、その理由として挙げられている条件に共通点があることが、少しずつわかるようになってきました。
今でも、自分で一から購入する銘柄を探しているわけではありません。
YouTube動画をきっかけに銘柄を知り、その企業が高配当株として妥当かどうかを、自分なりの視点で確認するようにしています。
私が重視している5つのチェックポイント
以下は「正解を見つけるため」ではなく、私自身が納得して保有できるかを確かめるための目安です。
- PERが15.00以下 – 株価が利益に対して割高でないか
- PBRが1.00以下 – 株価が純資産に対して割安か
- 配当性向が50%以下 – 無理な配当を出していないか、成長余力があるか
- 配当が10年以上増配 – 安定した配当実績があるか
- 直近の暴落時の営業成績 – コロナショック時などの危機に強い企業か

おわりに
株式投資を続けてきて感じていること
5年ほど株運用を続けてきたことで、株価の上下に心が揺さぶられることは、以前に比べるとほとんどなくなってきました。
下がっても「そのうち上がるだろう」と思えるようになったことは、自分にとって大きな変化だったと感じています。
株運用を続ける中で、各会社の財務諸表を読めるようになりたいと思い、日商簿記3級も取得しました。
ただ、正直なところ、財務諸表の良し悪しを充分に判断できているかというと、まだまだ勉強中です…(汗)
また、株投資を始めた時期が、その後の今に至るまで比較的上り調子だったこともあり、株に対するネガティブな印象は、少しずつ薄れていきました。
振り返ってみると、運が良かった面もあったのだと思います。

これからも続く、不安との付き合い
今後、長期にわたる不況が訪れる可能性は、避けられないと感じています。
そのときに、精神的にも資産的にも耐えられるかどうかは、実際に経験してみなければわかりません。
高配当株を保有する上で、完全に「安心」できる銘柄は存在しない。
今はそう考えています。
だからこそ、せめて「安全」に近づけるように、どのような企業の株を保有するべきかを、これからも考え続けていきたいと思います。
40代、50代、60代からでも、投資を始めること自体が遅いとは感じていません。
私自身、何もわからない状態からスタートし、人の意見を参考にしながら、少しずつ自分なりの判断基準を持てるようになってきました。
その積み重ねが、結果として気持ちの余裕につながっていく。
今は、そんな実感を持ちながら投資と向き合っています。



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