【注意喚起・経験談】副業を始める前に知っておきたい|コンサル・スクール勧誘の落とし穴

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FIREとお金

はじめに

副業を始めようとしたとき、最初に出会ったのは“希望”と“落とし穴”でした。

お金の知識を学ぶうちに「自分の力で稼ぐ」という世界を知り、心が大きく動きました。
でもその一方で、「学び」の名のもとに高額な勧誘が広がっていることも、実際に体験して初めて知りました。

本記事は、リベラルアーツ大学 両学長の教えをきっかけに学びを始めた筆者が、SNS上で出会った副業勧誘の実態と注意点を記録したものです。

誰かを否定するためではなく、同じように「何か始めてみよう」と思う人が後悔しないように──という願いを込めて書きました。



コロナ禍で見つけた「学び」と「希望」

コロナ禍の最中、会社の友人にYouTubeの「リベラルアーツ大学 両学長」を教えてもらい、そこで初めて “お金の勉強” の大切さを知りました。

「お金の知識を身につければ、もっと自由に生きられるかもしれない」
──そんな希望を胸に、毎日動画を見続けていました。

リベ大の動画では、家計管理や投資、副業などの基礎を丁寧に学ぶことができ、その考え方に大きな影響を受けました。
やがて、「本業だけの収入に頼るのは不安だ」と感じるようになり、私も副業に挑戦してみようと決意します。

もともと文章を書くのは得意ではありませんでしたが、会社で文章の重要性を感じていたこともあり、「自分の言葉で何かを伝えるブログ」に挑戦することにしました。
2021年1月、最初の記事を投稿したときのワクワク感は、今でも鮮明に覚えています。

しかし、しばらく経つと「このやり方で本当に合っているのだろうか?」という不安が頭をもたげてきました。

筆者のコンサル・スクール体験談

念の為記載をしておきますが、これから紹介する勧誘体験は、「リベラルアーツ大学 両学長」のYouTubeチャンネルやリベシティで推奨されている内容ではありません。
私自身がTwitter(現X)などを通じて、個別に見つけたり勧誘を受けたりしたものです。
リベ大の教えそのものには多くの学びがあり、今でも感謝しています。

SNSで出会った“最初の違和感”

同年7月、Twitter(現X)を始め、情報収集をしているうちに「ブログコンサル募集」の投稿を見つけました。 「成功している人から直接学べるなら心強い」と思い、約3万円を支払って参加。

アドバイスは具体的で、投稿内容やハッシュタグ、ブログへの導線など丁寧に教えてもらいました。ただ、フォロワーを増やすための“積極的なフォロー・アンフォロー戦略”がどうしても自分の性格に合わず、気持ちが少しずつ離れていきました。

「稼ぐには向いていないのかな…」と自信をなくしながら、やり取りも自然と途絶えていきました。

高額スクールに感じた「期待」と「疑念」

同年12月。 「もっと体系的に学べばうまくいくかもしれない」と思い、約33万円の副業スクールに申し込みました。

内容は、Twitterで集客した人をLINEに誘導し、副業案件を紹介するというもの。
Zoom相談会もあり、サポート体制も整っているように見えました。

最初は「これで変われるかもしれない」と前向きに取り組んでいました。
ですが、次第にノルマのような投稿指示や、LINE誘導トークの“型”に違和感を覚えたり、トークに対する批判DMを目にして気持ちも落ち込んだりするようになります。

“人を数字として扱うような感覚”に戸惑いながらも、半年間続けました。

結果は──収益わずか数千円。

そして終了間際、「この新しい案件を使えば報酬が何倍にもなる」という高額案件がこの先紹介されると連絡が届きました。
その瞬間、「あれ?案件を貰わないと成り立たない仕組みなのかな?」と感じ、退会を決意しました。

一瞬の成功と、その先の静けさ

上記のスクールを紹介してくれた方から入校直後に、「無償でトレンドブログを教える」と誘いを受けました。

半信半疑で取り組み、彼が運営するSNSに記事URLを掲載してもらうことでアクセスが集まり、初めて月1万円台の収益を得られたのです。
あのときの嬉しさは今でも忘れられません。

しかし、2ヶ月ほどで「サポートを終了します」と連絡があり、その後アクセスも収益も一気に途絶えました。
「結局、これは自分の力ではなかったんだ」と痛感しました。

情報商材と「学びの限界」

その後、本業が忙しくなり、副業から少し距離を置いていました。

2023年、「もう一度、自分の力でやってみたい」と思い、ブログに関する情報商材を2つ購入(18万円と5万円)。
特典として資料ファイルをもらいましたが、サポートはほとんどなく、やがて音沙汰もなくなりました。
残ったのは資料データだけ。
「今後のブログ運営で少しは役に立つかもしれない」と自分に言い聞かせたのを覚えています。

同年6月には、LINEの自動化ツールを使った収益講座にも1万円を支払いました。
しかし、追加の有料ツールが必要だったり、案件を自分で探さなければならなかったりして、これもフェードアウト。

12月には、Webライター養成スクールの無料Zoom説明会に参加。
受講料が30〜40万円と聞いた瞬間、過去の失敗が頭をよぎり、「もう同じ轍は踏むまい」と心に誓い断りました。

今、思うこと

ここまで多くの勧誘に触れ、実際に契約してお金を支払ってきて感じたのは次のことです。

  • 教えられた通りに実行すれば成果は出るかもしれない。 しかし、自分の性格や倫理観、生活習慣に合わなければ続かない。
  • ネット完結型のビジネスは、責任の所在があいまい。
  • 費用が20〜50万円の範囲なら、「本当に欲しい知識」までは得られない可能性が高い。
  • 一時的なテクニックは得られても、体系的な力にはならない。

今振り返ると、YouTubeや書籍など無料で学べる情報でも十分に基礎は身につきます。
特に、リベ大のように「原理原則」を学べるコンテンツをきっかけにしたことは、今でも良かったと思っています。



副業を始める前に、立ち止まって考えてほしい

これから副業を始めようとしている方へ。 焦らずに、一度立ち止まってください。

ネット上には「すぐ稼げる」「たった〇日で成果が出る」という言葉があふれています。
でも、その裏には「売る側の論理」が潜んでいることが多々あります。

まずは、YouTubeなど無料で学べる範囲から始めてみてください。
そして、「自分の生活の延長線上でできる副業」から試してみる。

その一歩が、後悔のない道につながると、今は強く思います。

筆者の総額約60万円を支払い、結局“個別テクニック”だけを手に入れた経験を、
笑い話として思い出してもらえたら──きっと、それが一番の注意喚起になるはずです。

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