【メッシュルーター】本当に必要?調べて気づいた「今のままで充分」な理由

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ミニマルな暮らし

はじめに

最近、家電売場でルーター機器を見ると「メッシュルーター」という言葉をよく目にします。

私はこういう “IT系の新しい技術” に弱くて、つい気になってしまうタイプです。
便利そうな家電や機械を見ると、「今よりちょっと快適になるかも」とわくわくして、調べたくなってしまいます。

自宅はソフトバンク光で、BBユニットを使っています。
特に通信で困っているわけではありませんが、たまに「少し遅いかな?」と感じることもあり、そのたびに「メッシュルーターを使えば改善するのかな」と思うことがありました。

そんな軽い期待から、メッシュルーターについて調べ始めました。
調べていくうちに、「今の環境で本当に必要なのかな?」という疑問も出てきましたが、最初の “わくわく” があったからこそ、仕組みを深く理解できた気がします。



新しい技術への関心から

きっかけは、やっぱり「新しい技術を試してみたい」という気持ちでした。
スマホや家電のように、通信機器も進化していると聞くと、「今の環境よりも快適になるかもしれない」と思うのは自然なことですよね。

メッシュルーターという言葉にも、なんとなく “次世代感” があって惹かれました。
とはいえ実際に調べてみると、仕組みは思っていたよりも複雑で、「なるほど、これはこういう使い方をするものなのか」と学びが多かったです。

最初は単なる興味だったのが、調べるうちに “自分の生活に合うかどうか” を考えるきっかけにもなりました。

BBユニットの役割

BBユニットは、ソフトバンク光で提供されるルーターです。
ONU(光回線終端装置)とつなぎ、インターネットの “出入口” の役割を担っています。

Wi-Fi機能もありますが、基本的には1台で電波を飛ばす仕組み。
そのため、間取りや壁の位置によっては、電波が届きにくい部屋が出ることもあります。

BBユニット=家の中心から電波を出す「1台完結型のルーター」

メッシュルーターとは

メッシュルーターは、複数台のルーター(ノード)が連携して、家全体を “網目(メッシュ)” のようにカバーする仕組みです。

各ノードが最適な経路を自動で選び、電波の届きにくい場所でも安定して通信できます。
中継機のように接続が途切れることも少なく、スムーズに切り替わるのが特徴です。

メッシュルーター=複数台が連携して安定した通信を保つ仕組み

BBユニット+メッシュルーターの構成パターン

実際に組み合わせると、次のような構成になります。

構成 通信の流れ 特徴
BBユニット+メッシュルーター(1台) ONU → BBユニット → メッシュルーター → 端末 メッシュ機能は実質無効。中継的な動作。
BBユニット+メッシュルーター(2台以上) ONU → BBユニット → メッシュ親機 ⇄ メッシュ子機 → 端末 ノード間で経路を選択。広い範囲を安定カバー。

メッシュルーターの特徴が活きるのは、親機+子機の2台以上で構成したときです。
1台だけをBBユニットに接続しても、「中継器」のような動作になるため、“網目状の通信” にはなりません。

私の環境で考えてみた結果

この記事を書いている現在の私の住まいは3DKの賃貸マンションです。

BBユニットは中央のDKに置いてあり、午前10時台で速度を測ると下り260Mbps、上り350Mbps ほど出ています。

この速度で特に不満はなく、部屋のどこでも動画や作業に支障はありません。
メッシュルーターを1台だけ追加しても、大きな変化はなさそうでした。

「新しい機器に変えることで便利になるかもしれない」という期待はありましたが、実際に調べてみると、今の環境で充分満足できていると気づきました。

むしろ、機器が増えることで通信経路が複雑になり、BBユニットとメッシュルーターの間でやりとりが増えて、わずかにでも速度が落ちる可能性もあります。

結果として、私の現在の環境では、メッシュルーターの導入は「必要なし」という結論になりました。
ただ、調べる過程で「自分の環境を見直す良い機会になった」とも感じています。

今後の選択肢として

最近の新しいBBユニットには、メッシュ機能が内蔵されたモデルもあります。
将来、通信範囲に不満が出てきたときは、そうした機種に交換するのも一つの方法です。

また、メッシュルーターを使う場合は「BBユニットを外す」か、「BBユニットをブリッジモードにしてメッシュルーターを主役にする」方法もあります。
その場合は、設定の知識が少し必要になります。

現状では、「機器を増やすより、BBユニットの位置を見直す」ほうが効果的だと感じました。
新しい機器に惹かれる気持ちはありますが、今のところは “シンプルな構成で快適に使えている” というのが、私なりの結論です。



おわりに

今回、メッシュルーターの仕組みを調べてみて、
「とても便利な技術だけれど、誰にでも必要というわけではない」
と感じました。

私はもともと、IT系の新しい技術を見るとわくわくするタイプです。
便利そうなものを見ると、つい「これを使えばもっと快適な生活ができるかも」と思ってしまいます。

けれど、実際の生活に照らしてみると、「今のままで充分」という判断も大切だと改めて思いました。

技術を知ることも、あえて導入しないと決めることも、どちらも “自分に合った暮らし方を選ぶ” という点では同じ方向なのかもしれません。

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