【メガバンク口座の整理】ネット銀行への移行とオンライン解約のポイント・メリット

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FIREとお金

はじめに

子どもの頃、私のお年玉の行き先はいつも郵便局(今の「ゆうちょ銀行」)と地方銀行でした。
親が口座を作ってくれていて、そこに預け入れるのが毎年の恒例行事でした。

社会人になってからは、勤務先からの指定でメガバンクの口座を開設し、そこを給与振込口座として使うようになりました。
特に疑問を持つこともなく、「みんながそうしているから自分もそうしよう」——そんな感覚でした。

会社員時代の後半には、家の都合により別のメガバンク口座も作ることになり、気付けばゆうちょ・地方銀行・メガバンク2行の合計4口座を保有していました。

しかし、友人の勧めで出会ったYouTubeの「両学長 リベラルアーツ大学」チャンネルで、「ネット銀行でシンプルに資金を管理する」という考え方を知り、私の銀行口座との付き合い方は大きく変わっていきました。



銀行口座を整理しようと思ったきっかけ

両学長 リベラルアーツ大学」チャンネルの出会いをきっかけに、楽天銀行と住信SBIネット銀行の口座を開設しました。

ネットバンクを実際に使ってみると、「わざわざ窓口に行かなくても全部スマホでできる」便利さに驚きました。
その快適さを実感するうちに、「複数の銀行口座を持つ必要があるのかな?」と感じ始めました。

リベ大でも「複数口座保有は管理が煩雑になる」という考え方を提示していたため、まずはゆうちょ銀行と地方銀行の口座を順番に解約していきました。

残高を0円にして解約手続きを行ったところ、なぜか数百円ほど現金を受け取りました。
「預金が0円なのになぜ?」と思いましたが、後から調べると解約前日までの預金利息だったことがわかり、ちょっと得した気分でその日の昼食代として使いました。

この記事を書いている現在はメガバンク2行とネットバンク2行の計4口座を保有していますが、最終的にはネットバンクだけに絞るつもりでいます。

ネットバンクのメリットとデメリット

ネットバンクを使う際のメリットとデメリットを、簡単に整理します。

メリット

  • 振込・ATM手数料が無料になる回数が多い(条件付き)
  • 普通預金・定期預金の金利がメガバンクの数倍〜数十倍ほど高い(条件による)
  • 24時間365日いつでもスマホやPCで取引可能
  • 口座開設から振込まで窓口不要で完結
  • ポイント還元やキャンペーンが豊富
  • スマホアプリでキャッシュカードなしでもコンビニATM入出金が可能

デメリット

  • 実店舗がないため、対面相談ができない
  • 相続・名義変更など複雑な手続きは郵送対応になりやすい
  • ATMの利用時間や金額制限がある
  • フィッシング詐欺などのセキュリティリスクには注意が必要
  • システムメンテナンス中は取引ができないこともある

ちなみに、住信SBIネット銀行では「目的別口座」という便利な機能もあります。
旅行用・医療費用・趣味用など、同じ銀行内で最大10口座まで分けて管理できるため、家計管理をシンプルに保ててとても便利に利用しています。

メガバンクのオンライン解約を調べてみた

メガバンクの口座解約を調べたところ、ゆうちょ銀行や地方銀行とは異なり、オンラインで解約できる銀行もあることを知りました。
ただし、どの銀行でも可能というわけではなく、条件が異なります。

三大メガバンクの口座解約事情

三菱UFJ銀行

  • スマホアプリ「かんたん手続アプリ」から、残高0円など条件を満たせばオンライン解約が可能。
  • もちろん店舗窓口でも対応可能。

三井住友銀行

  • SMBCダイレクトやスマホアプリから、残高0円かつ紐づけサービスがない普通口座をオンラインで解約可。
  • ただし、投信やローンなどが紐づいている場合は窓口手続きが必要。

みずほ銀行

  • 通常支店で開設した口座は窓口のみ。
  • インターネット支店の場合も、電話→郵送対応となり、完全オンラインでは完結しません。

オンライン解約のメリット・デメリット

メリット

  • 自宅で完結し、平日に窓口へ行く必要がない。
  • 書類記入や押印が不要で、画面案内に従うだけ。
  • 通帳や印鑑を紛失していても、本人確認ができれば解約可能なケースもある。

デメリット

  • 残高ゼロ・紐づけなし・ローンなしなど条件が多い。
  • 銀行によっては、利息やポイントの取扱いが限定的になる。
    (例:利息を受け取れず寄付扱いになるなど)
  • 条件を満たさないと結局は窓口対応になる。
  • 認証ステップが多く、慣れていない人には手間に感じやすい。

解約タイミングと利息の扱い

オンラインによる口座解約において気になってしまったのは、解約時点での利息は寄付に回るというものでした。
そんな金額なら寄付でもいいのでは?という意見もわかるのですが、私は気になってしまいました。
そこで、利息を漏れなく受け取るには…と、もう少し調べました。

メガバンクの普通預金利息は「前回利息入金日の翌日から、今回入金日前日まで」の預け入れ分が対象となります。
例えば、2026年2月第3日曜日に利息が振り込まれる場合、2025年8月第3日曜日〜2026年2月第3土曜日までの預金が対象です。

そのため、2025年12月28日に口座残高を0円にしても、2026年2月には、約4ヶ月分の利息が発生します。
この利息は2026年2月第3日曜日に振り込まれるため、その直後に利息全額を他行へ移動し、残高を0円に戻してオンラインで解約すれば、以降の利息は発生しません。

利息の計算は「毎日の最終残高1,000円以上」に対して日割り(年0.2%÷365)で行われ、円未満は切り捨てです。
移動漏れがなければ追加利息もつかず、すっきり解約が可能です。

ただし、解約時に紐づくサービスが残っているとアプリでは完結できないため、事前に条件を確認しておくと安心です。



まとめ|シンプルな資金管理で心の余裕を

メガバンク口座は長く使ってきた愛着もありますが、ネットバンクの使いやすさや金利の高さを知ると、もう以前のようには戻れません。

私は今後、メガバンク2行の口座も順次整理し、最終的にはネットバンク2行に集約する予定です。
金融口座を減らすことで、家計の見通しがシンプルになり、管理の手間もぐっと減ります。
そうして生まれた時間や心のゆとりは、暮らしの質を高めてくれました。

お金の流れを整えることは、心の整理にもつながります。
ネットバンク中心の運用は、ミニマルな暮らしにもFIRE志向の生活にもぴったりだと感じています。

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