近年、リモートワークやフレキシブルな働き方が増える中、快適な作業環境の確保はますます重要となり注目されています。
快適な作業環境として、集中力の持続や健康面で効果があるとされるデスクとして注目されているのが昇降デスクです。
デスクの高さを自由に調整することにより、通常は座って作業をするのですが、眠気に襲われたときは立って作業したりと体勢を変えることにより集中力や生産性を向上してくれます。
さらに、昇降デスクは立ったり座ったりすることにより体を動かすため、血行の良化や柔軟性向上も見込まれます。
そんな昇降デスクの中でも、今回は筆者も購入・使用をしたことから、実体験を元に「FlexiSpot E7 Pro」をご紹介します。
「FlexiSpot E7 Pro」は、有料の組み立てサービスもありますが、筆者は自身で組み立てを行うことを選択し、その作業に必要となる準備事項をこの記事では書いております。
昇降デスクが気になる/興味がある、実際に昇降デスクを購入したけど何から着手すればいいのかと考えられている方は、ぜひご一読ください。
FlexiSpot E7 Proの組立に向けて
以下の過去記事にて、筆者が FlexiSpot E7 Pro を購入した経緯を書いています。
今回の記事では、製品が家に届いた際の部品組立に対する準備について書いていきます。
FlexiSpot E7 Proは、部品がバラバラに送られてきて、自分で組み立てる必要があるとのこと…
DIY初心者の私は、ネットを放浪して情報収集をすることになりました…
そのネット放浪時に発見して参考にさせてもらったサイトがありますので、以下にリンクを貼らせていただきます。
上記リンク先サイトは丁寧に組立手順が書かれており、かなり参考にさせていただきました。
デスクの組立方針は「再組立可能化」
上記じゃが畑様のサイトを参考にして、ただ単に送られてきた部品で全て組み立てるのではなく、後々のことを考えて以下の組立方針を考えました。
- 引越しなどを考慮し、好きな時に天板を取り外せるようにする。
- 掃除や配線整理などをするとき、レイアウト変更などを考えたときに、重いとされるデスクの移動を簡単にしたい。
必要な作業道具の洗い出し
私は、先に書きましたがDIY初心者です。このため持っているDIY用道具は100円均一で購入したドライバー一式しかありません。
どうやら電動ドライバーは必須のようですが、この先使うかどうかも怪しいため、安価なものを探すこととしました。
また、天板を好きな時に取り外すためには「鬼目ナット」なるものが必要とのこと。
「なにそれ?おいしいの?」状態でしたので、じゃが畑様のホームページを参考に必要なものを洗い出しました。
- 電動ドライバー×1
- 鬼目ナット(M5×13)×12本
- ネジ(M5×16)×12本
- 下穴錐用ドリル(3mm)×1
- ドリルビット(8mm)×1
- 木工用ボンド×1
なお、上記のうち、鬼目ナットとネジの12本というのは、脚フレームと天板を固定するために必要となる本数です。
それぞれの説明は後述しますね。
必要な作業道具の購入
購入した品々
上記の6種の道具購入について、ネットからの購入も考えましたが、あまりにも初心者な自分が現物を見ずに購入も怖いなあと考え、実店舗で購入することにしました。
自宅の近くにカーマホームセンターがあり、そこで購入するべく店内を見て周り、以下のものを購入しました。
- DCMドリル&ドライバー(3,828円)
- 鬼目ナット(M5×16)(41円×12個=492円)
- ネジ(超低頭キャップ)(M5×16)(88円×12個=1,056円)
ネジ(ステントラスタッピング)(M5×16、6本入、薄鉄板・木材用)(184円×2袋=368円) - DCMドリルセット8本組(767円)
- 木工用ボンド50ml(129円)
- 六角レンチ(10本セット)(110円) ← 後に100円均一で購入しました。
- マスキングテープ(110円) ← 家にあったビニールテープで代用しました。
購入品の捕捉説明
上から順に説明をしていきます。
DCMドリル&ドライバー
購入したのは「T-DD-2」という品番のAC100Vドリルドライバーとプラスドライバーのビットが付いてくる有線式電動ドライバーです。
先にも書きましたが、今後どれだけ電動ドライバーを使用するか不明であるため、安価で必要最低限のトルクをもつ電動ドライバーを購入しました。
この「T-DD-2」よりも安価な有線式電動ドライバーもありましたが、製品仕様をみると8mmの穴あけには未対応とあったため、除外しました。
この後の組立作業をした際には、やはり充電式の電動ドライバーが取り回しがいいだろうなあと感じましたが、なんとかなりました。
鬼目ナット(M5×13)
鬼目ナットとは、調べてみると、木材へ埋め込んで使用するナットであり、強度を低下させることなく脱着を可能とします。
もう少し調べてみると、通常は木ネジだけを使って組み立てた後に解体した場合は、同じ場所にネジを締め付けることができなくなるとのこと。
これを防ぎ何度も組立/解体を可能とするために、木ネジの受け側に鬼目ナットを使うことによって組立/解体を可能とします。
今回はじゃが畑様の情報をもとに軸径5mm、長さ13mmの規格のもの(M5×13)を12本購入しました。
ネジ(M5×16)
鬼目ナットと対をなすネジです。
鬼目ナットと同様にじゃが畑様の情報をもとに軸径5mm、長さ16mmの規格のもの(M5×16)を12本購入しました。
ここからは私の失敗談です。
購入品一覧に取り消し線で書いた「超低頭キャップのネジ」についてですが、本来購入時に気付くべきでしたが、ネジ頭が「+」となっておらず、「○」となっていたネジでした…orz
購入時は「M5×16」ばかり意識しており、まさか頭の形が「○」となっているとは少しも考えていませんでした。
組立時に気付き、急いで店舗に向かい買い直したのが「ステントラスタッピング」という袋詰めのネジでした。
それなりの勉強代となりましたので、この記事を読んでくださっている方はご注意ください…(-_-;
DCMドリルセット8本組
ドリルセットは、下穴を空けるための細めの3mmドリルビットと、鬼目ナットを埋め込む用の穴を空けるための8mmドリルビットの両方が入ったセットを探していたら、ちょうど良いセットを見つけたため購入しました。
私が購入したDCMドリル&ドライバーは、6角軸のドリルビットであれば取り付け可能であり汎用性が高いため、気に入った「6角軸」「3mm」「8mm」のドリルビットを探して購入するのもいいと思います。
あと、ドリルビットを購入する際には、「ブラッドポイント刃」という形態のものを購入すると穴あけ作業が楽になります。
「ブラッドポイント刃」は、木工用に特化したドリルビットの先端が尖っていて、穴の中心に先端を合わせることにより意図した位置に穴を空けることができます。
※意味が違っていたら申し訳ありません。要はドリルの中心を意識できるためにドリルの先端が尖っているものを選びましょうと言いたいのです…(^-^;
木工用ボンド50ml
鬼目ナットを天板に取り付ける際に、塗布して抜け防止とするために使用します。
私は持ち合わせがなく、100円均一で購入してきました。
六角レンチ(10本セット)
六角レンチですが、鬼目ナットを埋め込む際に使用します。
必要となる六角レンチの大きさは、今回のM5×13の規格の鬼目ナットは5mmのものが必要です。
こちらも持ち合わせてがなく、100円均一で木工用ボンドとともに六角レンチセットを購入してきました。
マスキングテープ
ドリルビットで穴を空ける際に、誤って天板を突き破らないように、ドリルビットにマスキングテープを巻き付けることにより、空ける穴の深さを目視確認するために使用します。
ドリルをどこまで埋め込ませるかがわかればいいので、私はありあわせにビニルテープがあり、それを代用しました。
必要金額
上記の道具一式を揃えるために必要な金額は、5,804円となりました。
(昇降コントローラ用の鬼目ナットとネジを使用しない場合)
DIYをよくされる方は既にお持ちのものを使用すればもっと安価に済ますことができます。
追加購入品
ここまで準備を進めてきて、何か忘れているなあと考えていたのを思い出しました(^-^;
デスク組立方針の2番目に掲げた「デスクの移動を簡単にしたい」に関する準備を何もしていませんでした。
移動を簡単にする方法としては、「 FlexiSpot公式サイト 」と「 じゃが畑様のWebページ 」から
- FlexiSpot スタンディングデスク用キャスター
- ニチアス カグスベール 重量用
の2種類があることがわかりました。
「キャスター」は公式サイト推奨であるため相性は問題ないのですが、キャスターの高さ分天板の高さの上がってしまうことが懸念されました。
「カグスベール」は、脚フレームの下に敷くことで昇降デスクを引きずるように動かす際にスルスルと動かせるというもので、天板の高さへの影響は少ないが段差に弱いということが懸念されました。
最後まで悩んだのですが、自宅の状態を考えた際に、部屋の入り口に段差があったため、「キャスター」を選択することにしました。
本当は「FlexiSpot公式サイト」で脚フレームと天板を買った際に合わせて購入していればよかったのですが、時既に遅しです…
結局、別の買い物もしたかったことから、Amazonで「キャスター」をポチりました。
過去記事にも書きました「天板事件」のおかげ(?)で、脚フレームと天板が揃う前に「キャスター」は届くことになりました。
まとめ
とりあえず、上記の道具一式を揃え、FlexiSpot E7 Proの部品が揃ったことになるため、これで組立てをする準備ができました。
ちなみに、ここまで書いておいて何ですが…
「昇降デスクを解体するときは天板を捨てて新しい天板を買うんだ!」
という方は電動ドライバーだけあれば事足ります…(^-^;
天板を外せるようにとした方針の私も、結局新しい天板が欲しくなったときは無駄な出費になるわけなのですが…
「備えあれば憂いなし」と考えたこともあり、購入して組立を楽しもうとしていました。
ここまでで、組み立ての準備が整いましたので、次は実際に組み立てを行なっていきます。
次の記事を読んでいただけると幸いです。
参考にしていただければ幸いです。(^-^)/
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